コラム
2025年8月29日
猫のトイレが長いのが心配!?その原因と対処法

愛猫家の皆さま
「猫のトイレが長い!」と感じたことはありませんか?
なかには「これって病気の予兆?」と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ここでは、猫のトイレが長い原因と、その対処法についてご紹介いたします。
目次
猫のトイレが長い原因とは?
猫のトイレが長い原因として考えられる理由は、5つあります。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
病気
猫のトイレが長い原因として、もっとも考えられるのが病気です。
そのなかで最も多いのが、猫下部尿路疾患で、尿道炎、膀胱炎、尿石症などが挙げられます。
このほか、排泄時間が長い、短いなどの場合においては、腎臓の疾患であることも考えられます。
トイレが長い原因として挙げられる病気については、次の項で詳しくご紹介いたします。
トイレの汚れ
トイレの汚れ、臭い、便があるなどの場合、猫はなかなか排泄場所が定まらず、時間がかかることがあります。
新しいトイレに慣れていない
新しくお迎えした猫の場合、はじめの方は、トイレに慣れていないため、トイレにいる時間が長いことがあります。
また、トイレの大きさを変えたり、トイレのデザインが変わったりといった場合も、時間がかかることがあります。
また、トイレの砂を変えたときにも、トイレに時間がかかることがあります。
ストレス
猫は通常、排泄が終われば砂をかけ、すばやくその場を立ち去る習性があります。
長くトイレにいるということは、何かしらのストレスがあるのかもしれません。
飼い主さんとの関係性や、同居する犬や猫などとの関係性、生活環境について不満に思っていることがある場合もあります。
加齢
猫も年を重ねると、動きが鈍くなります。
トイレに入り、用を足し、トイレから出る一連の動作にも時間がかかるため、結果、トイレにいる時間が長くなっているのかもしれません。
トイレが長くなる原因となる猫の病気について
前述で、猫のトイレが長くなる原因のひとつに病気を挙げました。
ここからは、どのような病気が、トイレが長くなる原因につながっているのかについて説明いたします。
尿道炎
尿道炎とは、尿道の粘膜が炎症を起こしたことによる疾患です。
尿道炎の特徴として、
- 頻繁にトイレに行く
- 排尿の際に痛みを伴う
- 尿が少ししか出ない
このような症状が見られたら、尿道炎かもしれません。
尿道炎が悪化すると、尿道閉塞を起こしたり、膀胱炎になることもあるので注意が必要です。
尿路結石症
尿路結石症とは、腎臓や膀胱、尿道、尿管などの部位に結石ができる疾患です。
- トイレの回数が多い
- トイレでなかなか尿が出ない
このような特徴があります。
膀胱炎に似た症状ですが、尿が出なくなると尿毒症になり、命を落とす危険性があります。
雄猫のほうが、結石ができやすいとされています。
膀胱炎
膀胱炎は、細菌などに感染する、尿結晶などにより膀胱粘膜が傷つくなどにより、膀胱に炎症が起きる疾患です。
- トイレの回数が増える
- 尿が出にくい
- いきんだり、うめき声を出して尿を出そうとする
- 血尿が出る
- 尿の量が少な口なる
このような症状が見られたら、膀胱炎の可能性があります。
腎不全
腎不全は腎臓の機能が低下する疾患で、慢性腎不全と急性腎不全があります。
慢性腎不全は、徐々に機能が低下していき、腎機能不全になる病気です。
初期症状としては、
- 水をよく飲む
- 排尿量が増える
などといった症状が見られます。
一方、急性腎不全は、腎臓の動きが低下する病気で、猫下部尿路疾患による排尿困難が挙げられます。
- 元気がなくなる
- 排尿量が減る
といった症状が見られます。
糖尿病
ブドウ糖を細胞内に取り組むことができなくなる疾患です。
初期症状として
- 水をたくさん飲む
- 排尿量が増える
といった症状が見られます。
便秘
便秘の原因としては
- 毛玉を飲み込む毛球症
- 誤飲
- 腫瘍による腸閉塞
- 肛門嚢炎
このほかにも、さまざまな病気により便秘を引き起こすことがあります。
猫のトイレが長いと感じたときに飼い主さんができること
猫のトイレが長いと感じたときに、飼い主さんができることは5つです。
①動物病院を受診する
トイレが長いことが、病気が原因とすれば、なるべく早く動物病院を受診することが大切です。
命に関わる病気である場合もありますので、「おかしい」と思ったら、迷わず動物病院を受診しましょう。
トイレを清潔にする
トイレが汚れていると猫はトイレで排泄しなくなります。
またトイレが不潔だと、感染症にかかる可能性もあります。
トイレは常に清潔にしておきましょう。
水分を取らせる
猫は元々、水を飲む量が少ないため、結石ができやすいといえます。
水飲み場を増やすなどして、できるだけ水分を取らせるようにすることもひとつの手だといえます。
餌を見直す
与える餌により、猫下部尿路疾患を防ぐことができます。
また餌を変えれば、便秘が改善されたり、トイレが長いのが改善されることもあります。
餌を見直すとともに、運動不足改善に努めることも重要です。
ワクチン接種
感染症がかかっているため、トイレが長くなることもあります。
ワクチン接種をすることで、感染症を防ぐことが可能です。
まとめ
猫のトイレが長いと感じたら、まずは猫の様子に気をつけましょう。
排尿量を確認し、血尿が出ていないか、排尿時痛がっていないかなどに気をつけて動物病院を受診しましょう。
病気でなかった場合には、トイレを清潔にする、餌や水飲み場の改善などを行ない、猫が快適に排尿ができる環境を整えることも大切です。