コラム
2025年8月20日
犬のお留守番、何時間までOK?犬のお留守番で気を付けることとは?

あなたは、普段、愛犬にお留守番をさせていますか?
どこへでも一緒に連れて行きたい気持ちはあっても、なかなかそうはいかないことのほうが多いですよね。
そんなとき、愛犬にはお家でひとりでお留守番をしてもらうことになりますが、「こんなにひとりで留守番をさせて大丈夫かな?」と思うことってありませんか?
ここでは、「気になる犬のお留守番、何時間まで大丈夫なの?」
「お留守番で気を付けることとは?」といった、犬のお留守番についてのあれこれについてご紹介いたします。
目次
犬はひとりで留守番しているとストレスを感じる?
犬は本来、群れで生活する動物です。
飼い犬の場合、家族と一緒に過ごすことを快適に感じていることでしょう。
そのため、ひとりでお留守番をすることは、あまり得意ではないと言えます。
個体差はありますが、犬によっては飼い主さんがいないことで不安に感じることにより、問題行動が見られる子がいます。
あなたの愛犬に、次のような症状はありませんか?
- □ 飼い主さんが出かける様子を見ると、ソワソワする
- □ 脚を舐め続けて、赤く炎症を起こしている
- □ 自分の体を噛んだり、毛をむしったりする
- □ むだ吠えをする
- □ 下痢や嘔吐を繰り返す
- □ 食欲が落ちている
- □ トイレ以外で排泄をする
- □ 物を壊したりする
上記のような症状が、愛犬に見られたら要注意!!
これらは、愛犬からのSOSです。
これらの症状が見られたら分離不安症かもしれません。
分離不安症とは?
分離不安症とは、飼い主さんと離れることに強く不安を抱いてしまう精神的な疾患のことです。
これにより、上記のように体調を崩したり、いたずらを繰り返したりといった行動が見られるようになります。
分離不安症の原因とは?
分離不安症の原因は、現在のところ、はっきりと解明されているわけではありませんが、次のような原因が考えられます。
- 生まれてすぐ母親と離れた、子犬のときに長時間留守番をした、飼い主が何度も変わったなど置かれた環境によるもの
- 留守番中に雷や地震など怖い思いをした、留守番が長すぎて不安が大きすぎたといった恐怖体験によるもの
- 引越しや、病院やホテルに長い間預けられた、家族との別れなどといった生活環境の変化によるもの
- 加齢により視力や聴力が低下したことにより不安が大きくなった
- 神経疾患、認知症などといった病気による不安とストレス
愛犬の分離不安症の対処法とは?
もし愛犬に分離不安症の兆候が見られたら、獣医師に相談することをおすすめします。
薬で精神的に落ち着かせる、トレーニングで分離不安症を改善させるなどといった対処をしてもらえる場合があります。
犬が留守番できる時間はどれくらい?
犬が留守番できるのは、8〜12時間だと言われています。
しかしながら、この時間は、留守番のトレーニングを受け、留守番に慣れた犬の場合です。
留守番のトレーニングを受けた犬は、飼い主さんは必ず帰ってくるという安心感があるため、長時間の留守番にも耐えられますが、トレーニングを受けていない犬は、要注意です。
それでは、トレーニングを受けていない犬について、留守番が可能な時間はどのぐらいでしょうか?
見ていきましょう。
子犬の場合
生後半年までは、排泄の回数も多く、トイレトレーニングの途中であり、食事の量や回数の調節が大切な時期でもあるため、長時間留守番をさせるのはNGです。
生後半年までは、1時間程度が限界です。
それ以上の時間、留守番をさえなければならないときは、ペットホテルに預けるなどしましょう。
シニア犬の場合
シニア犬になると、目や耳、体が不自由になってきたり、排泄が困難になるなど介護が必要になることもあります。
このようなシニア犬の場合は、4時間程度のお留守番が限界です。
ただし、個体差がありますので、それぞれの子に合わせて無理のない時間に留めておきましょう。
病気やけがで療養中の場合
病気やけがで療養中の犬の場合は、ひとりでの留守番はなるべくさせないようにしましょう。
容態が急変する可能性もあります。
どうしても留守にしなければならないようであれば、動物病院で預かってもらうなど、ひとりにしないことが大切です。
犬のお留守番のポイント
犬のお留守番のポイントは、4つあります。
それでは、それぞれについて見ていきましょう。
①快適な室温・湿度設定
犬が快適に感じるのは、室温22〜24度、湿度50%と言われています。
一定の室温、湿度を保つよう環境を整えておきましょう。
②安全な環境整備
安全確保の観点から言えば、ケージやサークルを利用するのが一番ですが、ポイントは愛犬の体に合ったサイズにすることです。
ジャンプしたり、ケージをよじ登って抜け出す可能性もあるので、屋根付きが良いでしょう。
ケージに入れない場合は、誤飲誤食を防ぐために十分気をつけましょう。
またコンセントやコード類もかじったりしないよう手の届かないところに片付ける、コンセントを抜いておくなど、火災が起きないような対策も必要です。
③留守番トレーニングをする
ひとりで安全に留守番ができるようにトレーニングを行なうことも大切です。
まずは30分から始めて、徐々にひとりの時間を延ばしていくようにします。
慣れるまでは短い時間を何度も繰り返し、できたら褒めるを繰り返します。
また飼い主さんがいるときであっても、おもちゃを与え、ひとりで遊ぶ時間をつくることも大切です。
おもちゃ=お留守番というイメージをつけないようにするのがポイントです。
飼い主さんといつもべったりといった距離感も要注意です。
飼い主さんがいるときでも、別々の時間を大切にすることで、飼い主さんへの依存度が低くなり、ひとりで留守番をしてもストレスを感じにくくなります。
④安心できる環境づくり
ベッドやソファなど犬が安心できる環境づくりに努めましょう。
飲み水を何箇所かに分けておくなど、犬が飲みやすい環境をつくることも大切です。
トイレもしっかりとつくっておきましょう。
おもちゃなどを用意してあげると、退屈せずにお留守番ができるようになります。
また飼い主さんへの依存度が高めの子には、飼い主さんのにおいがするものを置いてあげるとより安心します。
このほか、テレビやラジオなどをかけっぱなしにしておくと安心する子もいます。
まとめ
愛犬のお留守番は、愛犬自身も不安に感じると同時に、飼い主さんも同じく不安に思うことでしょう。
ずっと一緒にいられるのであれば問題ありませんが、なかなかそういうわけにもいきません。
どうしてもお留守番をしなければならないときのために、日頃からトレーニングをしておくことが大切です。
そして上手にできたら、ぜひいっぱい褒めてあげてください。