コラム

2026年1月27日

猫の脱毛大丈夫?動物病院に連れて行ったほうが良い場合と治療法を解説

猫の脱毛大丈夫?動物病院に連れて行ったほうが良い場合と治療法を解説

「愛猫の毛がたくさん抜ける!」
猫は換毛期があるため、いつもより多く毛が抜けることがあるのは当たり前ですが、それでも尋常じゃないほど抜けていると感じることはありませんか?

ここでは、猫の脱毛について、対策と治療法についてご紹介いたします。

猫の脱毛5つの原因

猫の脱毛の原因については、大きく5つ挙げられます。

換毛期

猫の毛が生え変わる時期は、春から夏にかけてと、秋から冬にかけての年2回です。
この時期は、普段より抜け毛が増えますが、心配はいりません。

環境の変化

引っ越しなどといった住環境の変化によりストレスを感じたり、フードを変えた際に栄養バランスの乱れが、脱毛につながることがあります。

ブラッシング不足

猫の毛は自然に抜け落ちるものですが、日頃からあまりブラッシングをしていないと、1回のブラッシングで取れる毛量が多いと思うかもしれません。

換毛期には抜け毛が多いため、抜けた毛が体についていることは猫にとっては不快なことです。
そのストレスが脱毛につながることもあります。

また毛を取り除こうと過剰にグルーミングをしてしまうことで脱毛することもあります。

アレルギーや細菌感染

ノミやダニなどの寄生虫、食べ物や花粉によるアレルギー、細菌感染などが原因で脱毛することもあります。

ホルモン異常

避妊・去勢手術をした猫は、ホルモンバランスが乱れることによって脱毛することがあります。
ホルモン異常が原因で脱毛する場合は、お腹や内股あたりの脱毛が見られます。

このほか、甲状腺機能の異常、クッシング症候群などのホルモン系疾患も脱毛の原因になると言われています。

猫の脱毛の対処法

猫の脱毛の対処法

猫の脱毛が見られるときには、まずはよく観察しましょう。
それにより、少し様子を見ても良さそうか、早めに動物病院に連れて行ったほうが良いかの判断をするようにしましょう。

様子を見ても良い場合

  • 脱毛が1カ所のみで目立たない場合
  • かゆみがない場合
  • 赤みや炎症といった異常が見られない場合

これらの場合は、換毛期もしくはブラッシング不足が原因の脱毛である可能性があります。
丁寧にブラッシングをしてあげて、抜けた毛を取り除いてあげながら、様子を見ても良いでしょう。

ブラッシングの際は、猫の体を観察する良い機会です。
脱毛の大きさや範囲、皮膚の状態などもチェックするようにしましょう。

動物病院に連れて行ったほうが良い場合

  • 脱毛箇所を舐めたり掻いたりしている
  • 皮膚に傷がある
  • 左右対象に毛が抜けている
  • 脱毛面積が大きくなったり、数が増えている
  • 脱毛部位に赤みや炎症がある

このような症状がある場合は、皮膚病の可能性があります。
動物病院を早めに受診したほうが良いでしょう。

かゆみや赤み、発疹など、皮膚に異常が見られる場合は、被毛や皮膚を採取して寄生虫や細菌がいないかどうかを調べます。
皮膚に特に異常は見られないものの、アレルギーやホルモン異常が疑われる場合は、血液検査、アレルギー検査などが行われます。
また尿検査やレントゲン検査を行なうこともあります。

猫の脱毛の治療法とは?

猫の脱毛の治療法について、原因別に見ていきましょう。

ノミやダニなどの寄生虫の場合の治療法

外用薬を投与することにより寄生虫を駆除する治療が行われます。
症状の程度により、内服薬と併用する場合もあります。

細菌感染の場合の治療法

抗生物質を含んだ内服薬が処方されます。
症状により塗り薬も併用する場合もあります。
また抗菌作用のあるシャンプー療法を行なう場合もあります。

アレルギーの場合の治療法

まずは、アレルゲンを特定し、除去するようにします。
食物アレルギーの場合は、アレルギーを引き起こす食材を与えないようにします。

花粉やほこりが原因のアレルギーについては、完全に除去することは難しいですよね。
空気清浄機の使用やこまめな掃除を心がけて、できるだけ原因物質を排除するようにすると良いでしょう。

ホルモン異常の場合の治療法

内科的な治療がおもになります。
具体的には、投薬治療によるホルモン量の調整です。

このほか、サプリメント、シャンプー療法、食事療法などといった治療が、獣医師から提案されることもあります。

まとめ

猫の脱毛は、日常のことではありますが、その量が日頃よりも多いとなると、飼い主さんとしては気になりますよね。
換毛期であれば、ある程度様子を見るのも良いですが、そうじゃない場合には、本文に記載したように、脱毛部位をよく観察してみましょう。
脱毛部位が目立つ場合、赤みやかゆみがある場合などは、注意が必要です。

飼い主さんは、日頃から猫の皮膚の異変に気づけるよう、ブラッシングや猫とのスキンシップを心がけ、被毛の状態をこまめにチェックするようにしましょう。
ただし、ブラッシングのし過ぎにより脱毛を招くことにもなりますので要注意です。

脱毛部位をよく確認して気になることがあれば、早めに動物病院を受診するようにしましょう。

この記事の監修者

おおとりい動物病院 院長 獣医師 佐古田 良

獣医師 佐古田 良

おおとりい動物病院 院長

大田区のおおとりい動物病院です。
病気の相談、診療のみならず、食餌に関する素朴な疑問、日常のケアなど、どんなことでもお気軽にご相談ください。

医院情報
病院名おおとりい動物病院
住所 〒144-0034東京都大田区西糀谷2-11-5 グランドステータス西糀谷1階
電話番号03-6423-6747
ホームページhttps://ohtorii-ah.com/

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